選り好み
NPDが交際相手に求めるのは、自分の価値を高めてくれることだ。
男の場合は、女性の能力やステイタスが自分よりも上であることが許せない。求めるのはアクセサリーとして連れ歩くための容姿だけだ。若い・美人(可愛い)・頭脳は自分以下、そして気が弱い従順そうな相手を選ぶ。
頭脳や能力が優れた人間は避ける傾向がある。たとえそれが異性であっても嫉妬の対象になり、比較して落ち込むことになるからだ。
NPDが女性の場合、相手がイケメンであることよりも社会的地位、財産といった二次的要素が重要になる。こんな男に愛される自分は素晴らしい、権力者に愛される自分に価値を感じるのだ。
いずれの場合でも、NPDは選り好みが激しいが根底にあるのは承認欲求でしかない。
自分の価値を高めてくれる相手を求め、恋愛遍歴を重ねる。
結婚したとしても離婚率は恐ろしく高い。
また、交際相手だけではなく仕事にも選り好みが激しい。
自分はこの仕事しか出来ないと限定し、それ以外の仕事をするくらいなら、ニートになってたほうがマシだと引き籠る。
交際相手にも仕事にも妥協が無いといえば聞こえは良いが、内実は自分が良く思われることが全てで、そのためなら嘘も平気でつける。それがNPDの選り好みの正体だ。