SILVER RAIN

自身を取り巻く環境と人間模様の雑記です

自己愛性人格障害者の特徴2

あくまで自分の周囲に居る範囲、を前提として語ると、見えて来るのが大体このパターン。

 

・肥大した自己愛のせいで、理想化された自分がまるで本性のように振る舞うが、実態はほぼ真逆。

 

「こう見られたい」「こういう人間だと思われたい」という人格が常に頭にあるとしよう。しかし理想と現実のギャップはなかなか埋まらないものだ。それでも上辺だけでもそのように取り繕うことは、誰しもやってしまう事だろう。

…普通の人間なら、自分が言葉だけで取り繕っていることは解っていて自己嫌悪に陥るものだが、自己愛性人格障害者は本気で自分がそのような人間だと思い込んでいるフシがある。

そして、万が一その理想と食い違うような態度をとってしまった場合、本人に問題があるとは考えずに、そのような態度に走らせた相手が悪いのだと、責任転嫁をする。

自分は完璧な人でなければいけないのだ。よって、その完璧な人間で居させてくれない相手は、扱き下ろしのターゲットになる。

 

・等身大の惨めな自分を映し出すような鏡(相手)は、自分の周りに居てはいけない。

 

どうやっても取り繕えない相手、というのが自己愛性人格障害者の最大の敵である。自分よりも立場が上、優れている面がある、観察眼が鋭く見透かされているような気持ちになる、などなど、惨めな自分を「自覚」してしまうような相手は、恋人としては勿論のこと、友人としても選びたくないようだ。雲の上の人であれば交流があること自体自慢になるので、喜んで関係を持つようになるのだが、その人に対してでさえ、親しくなると嫉妬の対象となり、その淀んだ気持ちを抱かせる相手は「悪」であると認識し始める。

相手が何ひとつ変わらなくても、受信側である自己愛性人格障害者の中ではいつの間にか加害者に仕立て上げられている。責任転嫁が甚だしい。

 

・親しくなるにつれ、嫌いという感情を抱きやすい。相手に何かされた、などの直接的原因ではなく、自己愛性人格障害者の嫉妬や被害妄想に起因する。